美しき蒼き仙台で、オンブラ・マイ・フを聞いた。

息子の暮らす仙台に車で向かった。日曜の8時過ぎ、小雨の降る中をひとり鬼首を通ってひた走り、12時30分に到着した。

久々に一緒の昼食を摂り買物し、コインランドリーで小一時間の待ち時間に、あてもなく徒歩で散策していたら、勾当台でイベントテントが並んでいた。お、これは屋台の一群かと立ち寄ればそこであったのは写真の「東北絆まつり」だった。

空いているイスに腰掛け様子をみた、スタッフからそろそろご退場下さいネとお願いが。・・・

 

後のまつりだった。4時を過ぎていたので当然か!

 

その夜、前回飲み残したニッカウヰスキーを煽りながら話した。

翌朝目覚めて7時30分、息子と一緒にアパートを出た。新緑に萌える街並みを走りながらFMをつけてみた。

ヘンデルの「オンブラ・マイ・フ」が流れた。

忘れかけていたCMの映像が蘇って、目の前の木陰とイメージが重なった。

パーソナリティが話していたが、この「オンブラ・マイ・フ」はニッカウヰスキーのCMで一世を風靡した名曲、懐かしく思い浮かべる人も多いのではないか。杜の都仙台峡には蒸留所がある。

 

歌は勿論、アメリカのソプラノ歌手キャスリーン・バトル。高音部がしっとりと輝いています。

すべてを包み込む様な大人の女声が魅力です。(URLを開いて聞いてみて<リンクは無理でした>)

http://www.worldfolksong.com/classical/handel/ombra_mai_fu.html

 

Ombra mai fu
di vegetabile,
cara ed amabile,
soave più

こんな木陰は今までになかった
どれよりも愛しく、愛らしく
そして優しい

 

それにしても、谷村新司の「昴」といい、このキャスリーン・バトルの「オンブラ・マイ・フ」といい、ニッカウヰスキーのイメージ戦略に壮大なインパクトを与えたと思っている。

日本のウイスキーづくりの創始者「竹鶴政孝」の生涯をドラマ化したマッサンも、中島みゆきの「麦のうた」も良かったな~。

 

さて、今夜はウイスキー・オン・ザ・ロックでいこうか。(こま)