猫のヒタイほどの畑と、猫の手・熊手のお話です。

うちの庭には、親父が植えたヤマボウシの木が満開の季節を迎えました。今年はとてもフィオレンテなのです、ヤマボウシの花は、葉の間からスックと枝が伸びて可憐な白い花が咲くのです。とても清楚な貴婦人の様な花なのです。

朝のウォーキング前にひとり「オヤジ、ありがとうな」と天を仰いで合掌してみる。

 

その根元付近に、その猫の額ほどの畑はあります。本来は花壇だったものですが、畳一帖ほどのスペースに4つの畝を立て、キュウリ2株とトウモロコシの種を蒔きました。

キュウリは苗でしたのですくすく育っているんですが、トウコロコシは大変なことになっております。蒔いた3つの畝を飼い猫のにゃーがソロリと掘って、毎日のように肥やしを埋めているのです。芽が出る暇もなく堀り返されるのです。

 

たまには「これーっ!」とひっぱたいたりもします。はい。

おデブなやつですが、めんこいので許してやってます。はい。

 

猫の手でひっかいて埋めたモノを、今度は熊手(のような小型の草取りGOODS)で掘る。

去年は他所の畑だったので、こんなことにはならなかったのである。

 

皆さんはご存知でしょうか?秋田県横手市平鹿町浅舞には、江戸時代に貴重なお米を食い荒らすネズミから地域を救った「忠義なネコ」がいたことを。・・・

うちのにゃーもそのうち、猫の額ほどの畑に飼い主への感謝を込めて、黄金のお宝を埋めてくれないかな~。(こま)