こぼれた水のお話です。

ここ3ヶ月あまり、水道の検針員から「お宅の水道、漏水の可能性があります」という指摘がありまして、認知症のレベルが上がってきた義母の水仕事ばっかり疑っていて、そのせいだろう…と決めつけていました。

ところが、6月1日の使用料金はナント15000円に跳ね上がり、ついに業者さんに今日見てもらった。

柄の長い長い聴診器みたいな調査器具を耳に当て、振動を確認していました。ほほう~?そういう秘密兵器があるのかぁー、凄いなー。

そして場所が絞られコンクリートカッターでぐい~んとやってもらって漏れを止めて、開腹手術が終わった。

 

見事に水漏れは解消しました。

気づかないうちにチョロチョロ地中に流れていたものが、これで解決!

「命の水」とか「水は命」などという大切な水。

かつて「水のいのち」という合唱曲も歌いましたが、スケールのでかい名曲だった。(高田三郎氏だったかな、)

 

普段何気なく飲んでいる水、自然界には飲めない水がほとんど。

雨が降って、山里に降り、土にしみこみ川を下る。そして海に、天上に。

この自然の循環の途中で、命の源である「水」のおこぼれを私達は戴き浄化しありがたく頂戴しているのです。当たり前ですが。

 

どんなに濁っていようとも、ろ過すれば飲料となる。

我々日本人が「当たり前」に飲んでいる水は、海外では「当たり前でない」水なのだそうです。

 

どんなに澄んでいようとも、途中で滞留すれば、その水は腐る。

音楽も生活もすべてリズムがあって、そのリズムに乗って歌い続けていけば、きっと清らかな音楽になるのだろう。

 

「覆水盆に返らず」という慣用句がありますが、人の生き方は何度もやり直しがきくと思います。こぼれたら拾えばいいのです。元に戻れるのです。

何だか良寛みたいになって来たなー。(こま)

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コメント: 1
  • #1

    さすらいのソプラノ (木曜日, 06 6月 2019 21:05)

    こまちゃん、いーこと、ゆーなぁ〜!
    わらびとって、湯巡りしてるばりで、ねーんだな。感動した。
    まさに、私の人生も失敗しちゃあ、ちょこっと戻ってやり直し、また失敗して、もどる、で、やり直す。お裁縫で言う、返し縫いの人生です。そして、ふりかえると、ちょっと縫い目は、普通より頑丈になってるかも…
    だめだぁ〜って思っても、一休みしてやり直せるんだよね。